昨年の爆発的な値上がりを見て仮想通貨に手を出し、
コインチェック社の不正流出事件の被害者となったわたしですが、
そもそも「仮想通貨って何!?」というド素人であります。
そんなド素人でもわかるように、2018年2月11日の朝日新聞朝刊2面に開設が載っていましたので、まとめました!
円などの法定通貨との違い
法定通貨と仮想通貨の大きな違いは、
その価値の裏付けがあるか
【日本円】
国の信用や経済力をバックに価値が決まる
【仮想通貨】
具体的な価値の裏付けはない。
利用が広がるかもという「期待」のみ。
⇒ 昨年はこの「期待」が大きく膨らんだので、
仮想通貨が大きく値上がりしてバブル状態に!
(ビットコインは20倍、NEM(ネム)は200倍に)
電子マネーとの違い
【電子マネー】
日本円を便利に使うための道具。
「スイカ」は、スイカのシステムを通じて日本円を使うだけ。
「スイカ」という通貨があるわけではない。
【仮想通貨】
お札や硬貨がない、ただの「電子データ」。
日本円と仮想通貨(コイン)を交換業者で交換し、コインで支払える店で使う。
コインの相場によって、買い物ができる量が変わる。
「1コイン=100円」なら100円相当。「1コイン=50円」に下がれば、50円相当。
つまり、
価格変動が大きい外貨を持つようなもの。
仮想通貨の取引量の多い国と世代
2017年の初めまで、仮想通貨の取引量の多くは中国が占めていた。
しかし、中国当局が規制を強化。
人民元と仮想通貨を交換して海外に資産を移す動きを警戒し、秋には交換所を禁止した。
代わって、対日本円の取引が増えた。
対円の仮想通貨の取引は、2017年の初めは数%だったが、最近では4割に迫っている。
仮想通貨の取引人数や、金額の具体的な統計はないが、
日本で取引する人は数百万人超と見積もられている。
年代は、大学生から30代の社会人の間で広まっている。
世界で最も仮想通貨の取引が多い国は、日本!
日本で取引しているのは、大学生から30代の若い世代を中心に数百万人!
仮想通貨の時価総額と取引量
【時価総額】
仮想通貨全体……48.4兆円
ビットコイン……16.4兆円
イーサリアム……9.6兆円
リップル ……4.5兆円
NEM ……0.6兆円
ビットコインがダントツで、不正流出事件でハッカーに盗まれたNEMの取引量はそれに比べたら少ないんですね。
ちなみに、トヨタ自動車の株式の時価総額は24.4兆円です。
仮想通貨のしくみ(ブロックチェーン)
仮想通貨は、ただの「電子データ」。
中央銀行のような公的機関が存在せず、電子データのシステム運営を行う特定の組織はない。
⇒では、どうやって取引データが管理されているのか。
世界中でコンピューターの技術がある人が、自主的に運営に参加している!
2008年に「サトシ・ナカモト」と名乗る正体不明の人物がネットにブロックチェーンに関する論文を投稿しました。それに興味を示した世界中のネット愛好家が、自主的にシステム運営に参加して続けられているのです!
取引データは、運営参加者のコンピューターに送られ、大量にたまるとファイルのような束にまとまる(ブロック)。
この束は、送金などの順番通りに自動的に並べられる(チェーン)。
(メリット:改ざんを防げる)
運営参加者は、取引データが間違っていないかをチェックする。
世界中の参加者に同じデータが送られ、誰が一番早くチェックできるかを競う。
(メリット:同じデータが複数保管されるので復元しやすい)
一番速く正確に取引をチェックできた人が、その「コイン」をもらえる!
コインの「ご褒美」目当てに複数の目で取引をチェックさせて、正確性を維持するという仕組み。
コインを使う方法
パソコンやスマホで「ウォレット」という口座をつくる。
仮想通貨交換業者で円と交換してコインを手に入れる。
買い物をする場合、お店のウォレットに代金のコインを送る。
このウォレットの名前は、英数字の羅列で、
・匿名性が高い
・データが暗号化され、偽造が難しい
という特徴がある。
以上が新聞に載っていた仮想通貨の概要でした!!
ザックリですが、仮想通貨がただの電子データで日本の若者に人気ということは分かりました。
今年に入って急落している仮想通貨ですが、取引している人へのインタビュー記事をみると、まだまだ一攫千金をねらって取引を続ける人は多いようです!
コインチェックは不正流出で580億円分のNEMを失いましたが、業界では「相当もうけていたので、顧客に補償する原始があるのでは」との見方が根強いとのこと。
被害者としては、はやく補償をして通常通りに自分の口座を使えるようになってほしいです。
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